「新幹線変形ロボ シンカリオン」世界観デザインとして参加

無事TVシリーズ走り抜けれました!
弊社はコレサワと灯夢が世界観デザインとしてシンカリオンに参加しております。
この作品での世界観デザイン仕事はそれまでのシンカリオンワールドとアニメのシンカリオンを繋げるハブのようなことを最初にしました。
膜宇宙表層を滑る超高速弾丸鉄道計画、第1回超進化速度試験によって内核世界に新幹線と八代イサブロウ(僕の企画書の段階ではDr.IZA)が飛び込むことでキトラルザスと人類のファーストコンタクト、地上に自分たちの滅亡を回避する鍵があると地上へのアプローチ(最初の敵ファーストエネミー)、迫る地表侵攻に対抗するために準天頂衛星3機によるローテで膜宇宙表層を滑る超高速弾丸鉄道のノウハウを応用したマイクロ宇宙を生成する捕縛フィールドといったかんじです。捕縛フィールド自体は僕の参加前にあったのでそこから全肯定で設定を作り込んでいきました。

キトラルザス文明の黒い粒子の精神感応での物質構築(怪物体)と彼らの知識枯渇、ゲンブ達のイマジナリーボディの発生理由、そこからアニメの中で存在する超進化研究所S.U.E.Iやキトラルザスの地表侵略の理由や戦える条件等の設定を構築して巨大怪物体も文字稿の段階までですが大量に作った記憶が。

個人的に一番感情移入しているキャラクターはDr.IZAです。様々な設定を作っていくうちにDr.IZAというキャラクター(僕の企画書段階では顔も外見も何も決めてなかった)が勝手に企画書の中で動き始めて超進化速度の理屈やそれの問題点、滅びゆくキトラルザスを見て人類文明への焦燥などがあったのだろうと繋がっていきました。
今年の冬には劇場版があります。こちらも頑張っていきますのでよろしくお願いします。